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医療介護連携とは?

介護事業は医療の敵か?
昨日、医師の集まりがありましたが、最近介護事業の民間事業者によるものが増えてきたとの話題がでました。“デイケア・デイサービスに医療的視点が欠け危険ではないか”という危機感、“本来医療にくるべき方が介護に流れていないか”という一種のライバル視・・・いろいろな意見があります。
ここで介護についてもういちど考えてみましょう。
“介護”というのは本来“どれだけ人の手を、助けを必要とするのか?”という視点でできています。
そういう意味では、医療と介護はイコールではありません。
けれども、介護を必要とする多くの方が医療的サポートを必要とするのも事実です。
以前、地域のケアマネージャーの方々(20数名)との懇談会の中で、“ケアプラン作成や実行の過程が医療的視点に欠けるのではないか”という発言をして反発を受けた経験があります。
この背景には、ケアマネージャーは発足当時医療職(主に看護師)が大半でしたが、現在は医療経験のない福祉職の方が圧倒的多数を占めているという事実があります。
その中で、ケアプランが策定され、その中身が介護サービスだけで成り立っているケースが多数あります。
対象者の中には、けっして体調が万全でない中、主治医意見書の作成時のみ医療機関を受診され、医療的に危険な状態が発生しています。
そうした場合、最低限医療の視点(例えば訪問看護サービスを月1回)を入れるなどのケアプランが必要ではないか?医療的保証が必要ではないか?というお話しをしました。
そうした意味で“医療的視点”が大切なのです。
これは、福祉職をけっして軽視するのではなく、介護+医療の連携が必要だということです。

で、冒頭のお話に戻りますが、企業系の介護サービスに医療の側が危機感を持つ必要はあまりないのではないでしょうか?
介護サービスに医療のバックアップは不可欠です。
であれば、医療者側が積極的に介護サービスとの連携を図るべきです。

以前このブログでも書きましたが、今の医療機関は一般的に介護に冷たいと思います。
医療・介護の連携は、チーム医療の一つで地域福祉の要です。

医療介護連携とは?_b0102247_9492251.jpg

せんだメディカルクリニックではヘルスケア連携室の創設を予定しています






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by ccr-net | 2009-11-29 09:50 | 介護・福祉
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