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傷治療の常識の間違い その2

入浴はいつから?

術後抜糸までは入浴してはいけない・傷は濡らしてはいけない・・・そんな風に思っていらっしゃいませんか?
実は、創傷の一次閉創は48時間とCDCガイドラインではなっています。つまり48時間経てば少なくとも傷の表層はくっついてしまうわけです(勿論強い力が加われば別です)。
従って、2日経てば傷を濡らすことに問題はないことになります。

せんだ整形外科ではこうした認識の基に、術後2日でのシャワー浴を開業以来おこなっています。外傷による傷も、表皮形成をしたものや以前お話したウエットドレッシングを行ったものについてはシャワー浴を許可しています。
けれどもここで大きな問題があります。
日本人特有の浴槽入浴とプールです。この2つには大きな問題があります。
では何が問題なのでしょう?
まず、浴槽での入浴に関しては2つの問題があります。一つは比較的長時間お湯につかることによる皮膚や軟部のふやけ(これにより傷が開くことがあります)、もう一つはお湯はシャワーのような流水ではなく雑菌のかたまりだということです。
プールに関しては上記の2つに加え消毒薬として用いられている塩素による軟部組織障害があります(塩素は組織障害があり、プールで目が赤くなる原因のひとつです)。

こうした問題点については、患者様に十分に説明をおこなっており、多くの方は守っていただいていますがそうでない場合もあります。
また、指先の傷があるのに乱暴な操作をなされば、当然傷に問題がでてきます。
せんだ整形外科では原則として傷に対してガーゼや包帯は使用しませんが、それが“たいしたことがない!”との誤解を生むのかもしれません。

結局、傷の管理に関しては医療者のみでなく医療者・患者の双方がおこなう・・・
この原則を忘れないことが大切です。

シャワーは48時間後から
けれども傷の管理には患者であるあなたも責任を持つ
これが私とあなたの約束です。

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by ccr-net | 2007-09-17 23:36 | 医療 | Trackback
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