SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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開業医はどこに行くのか?

減っていく地域医療の担い手

今日は午後から社会保険の審査に出かけました。
日曜日の午後で先生方も少なく、同じ整形外科の先生方と最近の医療環境について雑談をしました。

熊本地震の影響で人口が実感として減っていること
閉じた医療機関のこと
そして震災で他県に医療避難された方々のことなどを話しました。

今回、もっとも興味深かったのは
震災当時、緊急避難で他県に転院された方々が行きは公的搬送
帰りは、自分でかえってね・・・という結構微妙な制度になっていたことです。

災害だから・・・と言えばなんとなく納得できますが
送った医療機関からみれば責任を感じざるをえず
結局、医療機関負担でもとの医療機関に帰院されることが多いようです。
その際かかる費用が一人あたり10万円!といいますから驚きです。
震災で体力の弱っている医療機関にとっては大きな打撃ではないでしょうか。
なんとか救済策はないのかなあと・・・まあぼやきです。

と言うわけではないのですが
最近熊本では閉院したり有床診療所を無床診療所とするところが出てきました。
また、今すぐでなくても
後継者がおらずここ1−2年で閉院予定の所も幾つもあります。
医師は増えているようですが、はたしてどうなっているのでしょうか?

全国的には、本年1月時点で昨年より病院は減少し一般診療所は逆に少し増加しています。
実感とは異なるので、おそらく都市部のビル診が増えているのでしょう。

日本の医療は米国と異なり
基幹病院だけが担っているのではありません。
専門医とかかりつけ医を兼ねる開業医もその片翼を担っているのです。
ビル診はともかく地域に根ざした診療所は医療の基本なのです。

この国では長い間、開業医が医療の中心を担ってきました。
けれども国の医療の流れは大きく米国型に舵をきっています。
その中で、開業医はどこにいくのでしょう。

地域密着型医療がとなえられる今こそ
その存在価値が問われています。




by ccr-net | 2016-12-18 22:19 | 医療 | Trackback
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