SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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できることから始めよう

気持ちだけではできないこともある

今日から7月となりました。
さあ、今月は!・・・となりそうですが、今回はそうはいきません。

先週末、クリニックを支えてくれたリハビリテーションセンターの中心的スタッフが退職しました。
彼女自身は資格のないリハ助手でしたが、その仕事ぶりからセンターの副責任者を務めていました。
かけがえのないスタッフだったのです。

彼女の退職した理由は、「資格のない自分に限界を感じたから」ということです。
なるほど、見渡してみたら彼女以外は全員が有資格者です。
直接の部下のリハ助手も実は介護福祉士です。
今後の自分の未来を見据えて退職の決意をしたのですが、
おおらかな彼女らしくまだ見通しはなにもないようです。
『のんびり離れて、何をやりたいのか考えてみます』
どうなるのかちょっと楽しみです。

さて、話をクリニックに戻しましょう。
中心的な人が抜け、週が明けました。
さあ、どうしましょう?
当然、何か案があるのだろうと思っていましたが、実は何もないようです。
『今日からAさんが抜けました。今後どうやってやっていきますか?』
そうした私の問いに対する答えは予想通りのものでした。
『皆で頑張っていきます!』

え?気持ちだけで?
無理でしょう・・・


心意気やよし、
しかしながら人は想いだけではやっていけません。
彼女がいるときでさえ、あまり余裕はありませんでした。
補充はあります。
でも、新人で入職は2週後・・・出来るわけがないのです。

ではどうしたらよいのでしょう?

答えは簡単、
出来ることをやるしかないのです。

クリニックが混雑するのは朝と夕です。
まず朝1番の予約を減らすこと、
次に毎週数カ所でおこなっている院外活動を、可能なところは7月・8月のみ制限します。
(現在、中学・高校・大学のサッカーやボート・バドミントンで無償でのトレーナー活動をしています。
これは、勤務時間内のものもありましたので、可能なものは勤務時間外に移行しました)
最後に、みなしのデイケアのために出席している会議への出席を、可能なものはFAXにしました。
以上を7月・8月のみ制限することで、余裕が生まれました。

これを朝、私が提案し、夕方には多くの事が実現していました。
なにごともスピードが大事、あらためてスタッフの優秀さに感心しました。

今日わたしが提案したことは、少し考えれば誰でも思いついたことです。
スタッフの退職は以前から判っていたこと、
それで仕事が逼迫することも判っていたことです。

できることから始めよう_b0102247_22133621.jpg


頑張ればよい、
みなで一生懸命やれば何とかなる、
でも、想いだけではできないこともあるのです。


大事なのは、無理をしないこと

だって、長続きしないから

大切なのは

患者さんだけで無く、あなたたちなのだから・・・





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by ccr-net | 2013-07-01 22:14 | 医療
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