優先度が間違っていませんか?
医療がなんでもない行事より下にくる不思議な世の中
例年5月になると、整形外科は忙しくなります。
それが気候のせいなのか、時期的な問題なのか判りませんが、毎年この時期は新患で一杯です。
そこでよく経験するのが、『医療の社会における優先度』です。
『あれ、この患者さんはどこに行ったの?』
『ピアノのお稽古に行かれて、また戻って来られるそうです』
『それで、検査はいつにしましょうか?』
『えーと、この日はお食事会で、この日はグランドゴルフ、この日は孫の誕生日で・・・』
孫の誕生日と昼間の検査がどう関係してくるのか判りませんが、なぜか都合が悪いようです。
これは、スポーツ障害の学生でも一緒です。
『できるだけ、リハに来るようにね!』
『毎日、部活が忙しくて来れません』
『この状態では、できないでしょう?』
『出来なくても、行かなくてはいけないので・・・』
皆が皆、こうではありませんが、スポーツ障害だけれど治療する時間が無いと断言する子は沢山います。
これって、どこか間違っていないでしょうか?
いろんな雑用や行事が最優先で、医療の優先順位は遙か下・・・
いったい治す気があるのかなあ・・・と考えてしまいます。
手術でさえ、いろんな行事の後にくるのですから。
こうしたことは一連のモラルハザードだと考えています。
診察室で大音量で鳴る携帯電話、
『どうぞ出ていいですよ』というと、
『いえ、放っておいていいですから』と知らん顔。
いえ、喧しいから言っているのです、ここはあなたの自宅ではありませんから。
そもそもお年寄りが常に携帯を持ち歩き、院内のあちこちで通話する・・・
なぜそんなに忙しいのでしょう?
病院にいる間くらい、切っておけないのでしょうか・・・
長く開業医をし、こうしたことにも大分慣れてきましたが、最近はエスカレートしているようです。
でもね、こうした方々は、実はとっても損をしているのです。
だって、
あなたの医療に対する優先度が低ければ、
当然、医療側もそれなりの対応になってくるのですから・・・
お食事会よりも低い優先度の医療、
だったら、あまり困ってはいませんよね。
あなたにとって、もし医療が大切なものなら、
もっと医療に真剣に臨んで欲しい・・・
それが私たち医療者の真剣な願いです。
押してね ♪
例年5月になると、整形外科は忙しくなります。
それが気候のせいなのか、時期的な問題なのか判りませんが、毎年この時期は新患で一杯です。
そこでよく経験するのが、『医療の社会における優先度』です。
『あれ、この患者さんはどこに行ったの?』
『ピアノのお稽古に行かれて、また戻って来られるそうです』
『それで、検査はいつにしましょうか?』
『えーと、この日はお食事会で、この日はグランドゴルフ、この日は孫の誕生日で・・・』
孫の誕生日と昼間の検査がどう関係してくるのか判りませんが、なぜか都合が悪いようです。
これは、スポーツ障害の学生でも一緒です。
『できるだけ、リハに来るようにね!』
『毎日、部活が忙しくて来れません』
『この状態では、できないでしょう?』
『出来なくても、行かなくてはいけないので・・・』
皆が皆、こうではありませんが、スポーツ障害だけれど治療する時間が無いと断言する子は沢山います。
これって、どこか間違っていないでしょうか?
いろんな雑用や行事が最優先で、医療の優先順位は遙か下・・・
いったい治す気があるのかなあ・・・と考えてしまいます。
手術でさえ、いろんな行事の後にくるのですから。
こうしたことは一連のモラルハザードだと考えています。
診察室で大音量で鳴る携帯電話、
『どうぞ出ていいですよ』というと、
『いえ、放っておいていいですから』と知らん顔。
いえ、喧しいから言っているのです、ここはあなたの自宅ではありませんから。
そもそもお年寄りが常に携帯を持ち歩き、院内のあちこちで通話する・・・
なぜそんなに忙しいのでしょう?
病院にいる間くらい、切っておけないのでしょうか・・・
長く開業医をし、こうしたことにも大分慣れてきましたが、最近はエスカレートしているようです。
でもね、こうした方々は、実はとっても損をしているのです。
だって、
あなたの医療に対する優先度が低ければ、
当然、医療側もそれなりの対応になってくるのですから・・・
お食事会よりも低い優先度の医療、
だったら、あまり困ってはいませんよね。
あなたにとって、もし医療が大切なものなら、
もっと医療に真剣に臨んで欲しい・・・
それが私たち医療者の真剣な願いです。
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by ccr-net
| 2013-05-14 21:04
| 医療