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脳血管疾患とヨガの気になる関係

不思議な脳の右と左

ヨガが色々な疾患に効果があることは、今までも多くの発表があります。
記憶に新しいところでは、昨年の Yoga halves irregular-heartbeat episodes: study という米国カンザス大学の研究ですが、『心房細動が原因で脳卒中や不整脈を起こす患者がヨガをすると、その発現率が2分の1にまで低下する』という素晴らしい効果が出ています。

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さて今回、8月9日のヘルスデージャパンに脳卒中後のリハビリにヨガが有用という治療効果が発表されました。
これはStrokeオンライン版に7月26日掲載されたものです。
今回の研究では、6カ月以上前に脳卒中を起こした患者47人(約4分の3が男性)を対象に、週2回のヨガを8週間継続する群、週2回のヨガに加えて週3回以上のリラクセーション法を行う「ヨガプラス」群、通常治療群の3群のいずれかに割り付けた。ヨガのクラスは公認のヨガセラピストが指導し、改変したヨガポーズ、リラクセーション法および瞑想を実施した。ヨガの内容は週ごとに難度を上げていった。その結果、通常治療群の患者に比べ、ヨガ群ではバランスに有意な改善がみられたほか、転倒に対する恐怖が少なく、自立性および生活の質(QOL)のスコアが高かった。


ヨガではよく右脳を使うといいますから、これが脳血管疾患との関連があるのかもしれません。
脳は本当に不思議な組織です。

脳血管疾患にまつわる話は沢山ありますが、
ジル・ボルト・テイラーの"My Stroke of Insight"(邦題:奇跡の脳)はとても素晴らしいお話しです。

ハーバードで活躍する37歳の脳科学者が、ある朝、目覚めとともに脳卒中になります。
障害のある左脳の機能を失っていく過程と、そこでおこった驚くべき体験(右脳マインド)、さらにそこから8年かけて左脳の機能を回復させたか、それを脳科学者の目で書かれたこの本はまさに奇跡です。
ヨガでいう右脳と左脳の関係によく似ています。


少し話がずれてしまいましたが、

脳血管疾患のリハには

これからはヨガが必要なのかもしれませんネ!




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by ccr-net | 2012-08-14 20:22 | 医療
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