ヘビースモーカーはCT検査が必要か?
いろんな意味で有用な低線量CT
以前このblogの内臓脂肪CTの有用性についての再考という記事で低線量CTの有用性については触れましたが、本日のCareNetに面白い記事が出ました。
現在・元ヘビースモーカーへの低線量CT肺がんスクリーニングで、COPD検出可能というJAMA誌2011年10月26日号に掲載されたユトレヒト大学医療センターの研究です。
これは、きわめて高い的中率と言えるでしょう。
ただここで忘れてはいけないのは、被曝量です。
平均的な胸部低線量CTの被曝量は1.5ミリシーベルトです。
これは、自然バックグランド放射線(自然環境から受ける経験値としての総被ばく線量:年間3mSvの自然バックグランド被ばく線量より、1回の胸部X線検査が10日分に相当として計算)6ヶ月分に相当します。
ちなみに整形外科で撮影する下肢XPは0.001ミリシーベルト(自然バックグランド放射線1日未満相当)です。
これをどう考えるかは、その方次第ですが、個人的には十分に有用な検査だと考えています。
(ただし、毎年必要かというと疑問ですが)
さて、医療は多くの場合の両刃の剣です。
メリットとデメリット、
そのバランスが大切ですね。
Please click me
以前このblogの内臓脂肪CTの有用性についての再考という記事で低線量CTの有用性については触れましたが、本日のCareNetに面白い記事が出ました。
現在・元ヘビースモーカーへの低線量CT肺がんスクリーニングで、COPD検出可能というJAMA誌2011年10月26日号に掲載されたユトレヒト大学医療センターの研究です。
同モデルによって、COPD陽性と判定されたのは274人で、うち85人が偽陽性だった。COPDの同モデルによる検出感度は63%(同:58~67)、特異度は88%(同:85~90)、陽性適中率は76%(同:72~81)、陰性適中率は79%(同:76~82%)だった。
これは、きわめて高い的中率と言えるでしょう。
ただここで忘れてはいけないのは、被曝量です。
平均的な胸部低線量CTの被曝量は1.5ミリシーベルトです。
これは、自然バックグランド放射線(自然環境から受ける経験値としての総被ばく線量:年間3mSvの自然バックグランド被ばく線量より、1回の胸部X線検査が10日分に相当として計算)6ヶ月分に相当します。
ちなみに整形外科で撮影する下肢XPは0.001ミリシーベルト(自然バックグランド放射線1日未満相当)です。
これをどう考えるかは、その方次第ですが、個人的には十分に有用な検査だと考えています。
(ただし、毎年必要かというと疑問ですが)
さて、医療は多くの場合の両刃の剣です。
メリットとデメリット、
そのバランスが大切ですね。
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by ccr-net
| 2011-11-08 22:03
| 医療