SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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フットケアチームを作ろう

みんなでやろうチーム医療

毎週火曜日と木曜日はフットケアの日
ということで、今日の午後は爪と足のでいっぱいです。
幸い最近のフットケア外来はCLI(重症下肢虚血)の方はほとんどなく角質ケアが中心です。

けれども、昨日の定期の在宅診療での出来事、
すでに5年前にBK(膝下切断)となった方の残った足の環趾に小さな阻血性の色調変化をみつけました。
示趾の阻血性潰瘍が繰り返すために、毎週在宅とデイケアでフットケアをおこなっている方です。
ちょっと心配でしたので、往診の帰りにデイケアで打ち合わせをしました。
クリニックチームと訪問看護、それにデイケアチームの連携です。

フットケアは、多くの目でしっかりとみていくことがとても大事です。

在宅・外来・介護の密接な連携が必須なのです。
CLIの場合、ちょっとした油断が大きな落とし穴に繋がります。
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というわけでもないのでしょうが、最近こうしたチーム医療に関する依頼が増えてきました。
先週久しぶりに届いた原稿依頼は、リハビリテーションの月刊誌からのもの。
フットケアリハビリテーションでのチームビルディングの関しての執筆依頼でした。
これを機会、よりシステマチックなチーム編成をリハスタッフとゼロから考えることにしました。
また、今日いただいた依頼もチーム医療に関するものです。

もしかしてブーム?

何の世界でも同じですが、大切なのは独りよがりにならないこと、
一つの目よりも多くの目、いろんな視点で見ることがとても大切なのです。

ということで、最近チームビルディングに忙しい私です。


# by ccr-net | 2017-04-20 22:24 | フットケア | Trackback

スポーツ障害について考える

野球肘の原因は肘ではない

4月も3週目に入り、スポーツ障害の子供たちが増えてきました。
11歳のお男の子、
右肘の痛みと運動制限でお父さんと共に来院されました。
1ヶ月前から肘が痛くなり、あまり動かせなくなったのです。
さて、診察してみると可動域は20〜100度、伸展・屈曲共に制限され、上腕骨内上顆に圧痛があります。
典型的な内側型野球肘です。
可動域がかなり制限されており、きちんとした治療が必要です。
XPでは上腕骨内上顆の炎症像があり、離断性骨軟骨炎を呈しています。

ここで大事なことは、野球肘の原因は肘ではないということです。
症状がでるのは肘ですが、それは結果であって原因ではないのです。

肘は被害者なのです。

野球肘の原因は、下肢の筋硬直・股関節や足関節の拘縮・肩甲骨の拘縮などにあります。
ですから、肘だけをみてもきちんとした治療はできません。
もっとも大きい原因は、肩甲骨の拘縮・足関節の背屈制限・股関節の内旋制限・ハムストリングや大腿四頭筋の拘縮です。
治療は安静(ノースロー)と拘縮のある部分のリハビリテーション、それに投球モーションの修正です。
安静だけではよくなりません。

子供たちは、病院に来るのが好きではありません。
だって、ノースローなどいろんな制限をされるから・・・
けれども、原因は別のところにあるのですから、それを修正すればもっと野球が上手くなるのです。

治療をすること=上手くなること

多くの子供たちに最初に話すこと
それは、〝上手くなるために治療をしようね!〟ということです。

スポーツ障害の多くが、悪くなった場所に原因はありません。
悪者は別のところにいます。
だから、安静だけでは治らないのです。

あなたのスポーツ障害の治療はいかがですか?





# by ccr-net | 2017-04-17 22:37 | 整形外科 | Trackback

熊本地震から1年

困難が人の絆を強くする

熊本地震から1年が過ぎました。
早いものですね・・・
クリニックで毎日を過ごしていると、一見地震の爪痕はどこにもないような気がしてきます。
ところが、一歩外に出るとまだ道路はゆがみ、倒壊している家屋もあちこちにみられます。

もう1年、まだ1年なのです。

昨年の今日、本震当日のこと。
クリニックは建物の大きな損壊こそありませんでしたが、内部は物品が散乱しとても診療できる状態ではありません。
ところが、朝8時すでに患者さんがみえているという報告が甲斐PTからありました。
さてどうしましょう?
駆けつけてくれた3名のPTと共に、唯一使用できたリハビリテーション室で外傷だけの治療をおこないました。
当然スタッフも皆被災しているのに、ちょっと感動してしまいました。

それから1年経った昨日、震災の時かけつけてくれた甲斐洋平さんの結婚式がありました。
お相手は、同じく地震で苦労をともにしたメディカルクラークの引田麻貴さんです。
引田さんのお家は地震で被害に遭い、その後の大雨で浸水し大変でした。
そんな中、困難を乗り切り、愛を育み、今にいたったのです。
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披露宴はとてもとても素敵なものだったと思います。
というのも、私は患者さんの急変や救急搬送で、出席できたのは最初と最後だけ・・・
とても、とても残念です。

震災後の1年で4組のスタッフの結婚式に出席しました。
そう、ちょっとした結婚ラッシュなのです。

地震と結婚に何か関係があるのかどうか判りません。
でも共に困難を乗り越えた二人ですから、その絆はとても深いものだと思います。
きっと素敵な家庭になるでしょう。

熊本地震では多くのものを失いました。
けれども得られたものも多かったように思います。

人の絆って素敵ですね




# by ccr-net | 2017-04-16 23:20 | 熊本地震 | Trackback

インフルエンザ患者が初めて前週より減少

今年のインフルエンザはワクチンがよく効く?

相変わらず猛威を振るうインフルエンザですが、先週金曜日の定期発表では初めて前週より減少しました。
定点観測では前週43.64が今回36.20と減っていますが、相変わらず警報レベルは超えています。

さて、そのインフルエンザですが、今期はなぜかワクチン接種すみの方の罹患率が例年より低いのです。
当法人スタッフは毎年ほぼ全員(今期は2名未接種)予防接種を受けますが、それでも例年2ー3名ほどインフルエンザを発症します。
ところが今年は現時点でゼロ!
凄いですね。

内科の田中先生にも聞きましたが、今年の発症はやはりワクチン接種の方は例年より少ないようです。
念のためネットで検索してみましたが、どこにもそんな情報はありません。
やはり、印象だけでは駄目ですね。

インフルエンザはまだまだ猛威をふるっています。
くれぐれもお大事に!




# by ccr-net | 2017-02-15 21:28 | インフルエンザ | Trackback

介護予防フットケアサポートねっとのこと

思わぬところに真屋さんの置き土産

今日、3月と5月のフットケア関連の学会プログラムをみていて、あることに気づきました。
いや正しくはクリニックのフットケアナースからのこの言葉で気づいたのです。

「先生、3月の学会ですが、どのシンポジウムですか?」
私がシンポジウム名を答えるとそんなシンポジウムはないとのこと。

はて?

ということで、あらためてシンポジウムの依頼を確かめてみました。
すると、全く異なるワークショップ名が書かれていました。

あれま!

慌てて、修正をいれようとしましたが、もう締め切りを過ぎていてできません。
というわけで、先ほど学会事務局へ訂正依頼のメールを送付しました。
学会事務局の皆様、申し訳ありません。

さて、これで終わりと思ったのですが、そうはいきません。
何となく気になったので、5月の学会の抄録もみてみました。
すると驚いたことに所属を間違えていました。

なぜって?
こういうことです。

学会からの依頼所属は私のクリニックではなく「介護予防フットケアサポートねっと」となっていました。
これは私が理事を務めるNPO法人です。
この所属でパネラーを務めるようにという依頼を、
私は「介護予防フットケア」についてだと思い込んでいました。
よくみるとセッション名は「地域啓発と多業種連携」です。

あれま!
慌ててNPO副理事長の鶴田朋子さんに連絡をとり、取りあえず先ほど書き直しました。
やれやれ。

介護予防フットケアサポートねっとは急逝された真野さんが理事長を務めるNPO法人です。
高知・愛媛・兵庫・熊本を結ぶ地域を超える新しい形のフットケアのネットワークです。
高知・愛媛とイベントが終わり、本来昨年熊本でイベントをおこなう予定でした。
熊本地震で今年に延期になりましたが、震災後の5月に震災復興フットケアをおこなっていただきました。
もちろん、真屋さんもです。

何気なく引き受けたパネラーもですが、これも真屋さんの置き土産なのかもしれませんね。
さて、彼女に叱られないように、一から抄録を作り直しましょう。




# by ccr-net | 2017-02-13 22:03 | フットケア | Trackback

眞屋さおりさんのこと

はちきんだった眞屋さん

昨日未明、高知の眞屋さおりさんが急逝されました。
一報を早朝に友人の鶴田朋子さんからメッセージで頂いたとき、驚いてしばらく呆然としてしまいました。
早朝に移動中の交通事故でした。

眞屋さおりさんは、フットケア仲間です。
熊本地震の際も、友人たちと駆けつけ、共に近隣の施設で震災フットケアをおこなって下さいました。
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眞屋さんは、気っぷのいい美しい女性で、いわゆる〝はちきん〟です。
そう交友の深くない私にも気軽に接して頂き、年下ですが姉御肌の方です。
そんな眞屋さんが、突然逝ってしまいました。

昨年は吉田恵さんが旅立ち、今年は早々に眞屋さおりさんが・・・
相次いで、フットケア仲間が逝ってしまいました。
とても残念ですが、仕方のないことなのですね。

フットケアというのはチームで成り立っています。
一人では成り立ちません。
相次いで素晴らしい靴店店主とフットケアスペシャリストが旅立ちました。
あとはナースと医師がいれば、立派なチームの完成です。
残念ながらこのチーム、当分は完成しそうにありません。
それまでは、二人で仲良く待っていて下さい。

眞屋さおりさん、あなたはとても素敵な方です。
もっと深くお話をしたかったですね。
でも、それは当分先のこと・・・

それでは、またね!





# by ccr-net | 2017-02-07 23:17 | その他 | Trackback

インフルエンザが大流行

全国が真っ赤 インフルエンザが警報レベル

今日の午後、慌ただしく診療をおこなっていると、知り合いのテレビ・ラジオ関係の方がみえました。
どうやら風邪症状らしいのですが、インフルエンザではないかと不安になっての来院です。
結果、インフルエンザではなく風邪だったのですが、声のお仕事ですので大変です。
ということで、今年はインフルエンザが流行ってるね!という話になりました。

毎週金曜日は、感染症発生情報の更新日。
早速、見てみました。
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インフルエンザの流行マップは全国真っ赤
ほとんどの県が警報レベルです!
(インフルエンザの場合、定点観測値が流行:1以上 注意報:10以上 警報:30以上)
熊本市も前週23.5が今週(1/23〜1/29)43.64と急上昇です。

この時期は入学試験の真っ最中、予防が大事です。
マスクや手洗いはもちろんですが、抗インフルエンザ薬の予防投与という選択肢もあります。
以前はタミフルでしたが、今はタミフル・リレンザ・イナビルと選択肢も増えました。

日本感染症学会では、インフルエンザ患者と同居する下記の方に予防投与を推奨しています。
・高齢者(65歳以上)
・慢性呼吸器疾患または慢性心疾患患者
・代謝性疾患患者(糖尿病等)
・腎機能障害患者
もちろん、小児への予防投与も認められています。

大切なのはインフルエンザに罹患しないこと!
みなさまくれぐれもご用心!






# by ccr-net | 2017-02-03 21:11 | インフルエンザ | Trackback

ジェームズ・ボンドが禁煙中って本当?

ちょっと寂しいジェームズ・ボンドの禁煙

1月16日のヘルスデーに面白い記事が出ました。
〝ジェームズ・ボンドは禁煙15周年〟と題されたこの記事、ちょっと驚きませんか?
ジェームズ・ボンドといえば、〝タバコとドライマティーニ〟というイメージがあるのですが、最近はちょっと違うようです。

記事によれば、ボンドが喫煙したのは2002年のダイ・アナザー・デイが最後。
この映画の主演はピアース・ブロスナンですから、現在のダニエル・クレイグにいたっては1本も喫煙していません。
カジノ・ロワイヤルではなんと映画全体に喫煙シーンがないそうです。
カジノなのに、なんと健康的!
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まあ、最新作のスペクターでは喫煙シーンはあるそうですが、本人は喫っていないのは健康志向でしょうか。
映画の世界も健康志向になるのは世の流れかもしれませんが、ちょっと寂しい感じがします。

ということで、ジェームズ・ボンドも禁煙中、
あなたも禁煙いかがですか。

ところで、この記事を最初に見たときに〝ジェームズ・ボンドは禁固15年〟と読み違えたのは私だけ?



# by ccr-net | 2017-02-02 21:43 | 健康 | Trackback

報われるあなたの仕事 大切なのは最終的価値

医療に不採算部門はあるのか?

昨日、今年初めての熊本実践フットケア研究会を熊本中央病院でおこないました。
講師は小倉第一病院の石井先生、期待を裏切らない素晴らしいご講演でした。
さて、その中である病院の看護師さんがこう質問しました。

「私はフットケアを病院で頑張りたいのですが、〝お金を生まないので望ましくない〟と言われました。
 今後、私はどうしたらよいのでしょうか?」

この質問に石井先生は、このように答えました。

「することでどのくらいお金を生むかではなく、しないことでどのくらい損をするかということです」

具体的には、フットケアをおこなわないことでどのくらいの足がトラブルを抱えるか
そのトラブルを解決するためにどのくらい費用がかかるか
また、トラブルによってどのくらい病院の評価が下落するか
という負の連鎖を考えなければいけないのです。

私たち医療者がよく言われるのは
「それは不採算部門だから」
「その行為はお金を生まないから」
というものです。

〝なるほどねえ・・・〟と思うのですが、これってとても不思議なことなのです。
だって、医療には直接お金を生まない行為や部署が山ほどあるからです。

具体的に考えてみましょう。
例えば、クリニックの外来の流れをみてみます。
受付(事務)→問診(看護師)→診察(医師)→検査(技師・看護師)→診察(医師)
→投薬・注射(医師・看護師)→会計(事務)
この中で、直接お金を生むのは診察(初診料)・検査(検査費用)・投薬・注射(処方箋料・注射手技料)だけです。
事務などは一度もお金を生みませんが、最初と最後の部分(事務)がないと外来医療は成り立ちません。

看護師について考えてみましょう。
実は看護業務(ナーシングケア)というのは基本的に行為そのものではお金を生みません。
看護師の人員配置や資格によってお金が発生するだけで行為で発生するわけではないのです。
〝点滴すればお金が発生するじゃない!〟とよく言われますが、〝点滴〟という医療行為は実は対人件費では赤字です。
〝点滴〟という行為は、準備→移動→針刺し→観察→移動→移動→針抜去→移動→片付け→廃棄と複雑です。
これを分単位の人件費で計算すると点滴注射(97点:材料費込み)という行為は割に合わないことが判ります。
面白いですね。

医療という行為は、一つ一つの付加価値(バリュー)を積み重ね、最終的に大きな価値を生み出すものです。
ですから、本来一つ一つのバリューの大小を競うものではないのです。
効率性は大事ですが、〝お金を生まない=価値がない〟ではありません。
よく間違えるのは〝単一の行為の価値がすべて〟と思い込むこと、
価値の連鎖(バリューチェーン)こそが大切なのです。

ナーシングケアがお金を生まないと言われて悩んでいる貴方
そんなことはありません
大切なのは、おこなわないことで失われる価値と最終的な価値の連鎖の総額なのですから。





# by ccr-net | 2017-01-27 23:10 | 医療 | Trackback

歳をとるということ

幾つになっても輝ける人たち

数日前に看護スタッフと話をしていて、いつの間にか老眼鏡の話で盛り上がってしまいました。
30代の半ばでオープニングスタッフとして共に働いてきた彼女も14年経ち、いつの間にかそうした年齢になりました。
私もここ1年ほどで急に目の衰えを感じています。

年齢による衰えはある日突然やってきます。
最近、同年齢の方々をみるにつけ、そうしたことに気づくようになりました。
自分より元気な方、衰えている方、いろんな方がいます。

そう言えば、昔の大学(経済学部)の同期の友人たちは定年だったり転職したりしています。
先日、仲の良い友人の一人と会ったときに、そうした話になりました。
ほとんどが商社に行った同級生たちですが、第2の人生は様々でとても興味深いものでした。
弁護士をめざす者、起業する者、中には幼稚園の送迎バスの運転手になる者や和太鼓奏者を目指す者もいます。
医師になった私には想像もつかないことですが、そうした人生も素敵だなあと思いました。

今日は2歳から90歳までいろんな方が外来に見えました。
医師の仕事の素敵なところは、こうしたいろんな年齢、いろんな職業の方と毎日会えることです。
勿論、農業に携わっていれば、日々変わる土のにおいや風の調べなど、また格別かもしれませんね。

そう、職業は関係ありません。
幾つになっても、
何の職業でも、
心が輝いているか・・・
そうしたことが大切なのです。




# by ccr-net | 2017-01-19 22:07 | その他 | Trackback
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医療と健康について


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